ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、同社のオーナーが変わった後もF1プログラムに影響はなく、今後も参戦し続けると述べた。
先月末、イタリアのピレリの筆頭株主カムフィンが中国国有化学メーカー、ケムチャイナに保有株式を売却することで合意したことが明らかになった。
マレーシアGPにおいてヘンベリーは、オーナーシップの変更はF1活動に影響しないと強調、中長期的に参戦し続ける計画であると語った。
ピレリの現在のF1契約は2016年末までとなっており、今年、F1公式サプライヤーに関する入札が行われる。
「我々の業務はこれまでどおり変わらない。ピレリにとってモータースポーツは重要な要素だ」とヘンベリー。
「ピレリは54カ国の250の選手権に参戦している。その活動全体の最高峰に位置するのがF1だ」
「我々の考え方は全く変わらない。F1は中長期的に関与するプロジェクトであると考えており、今後も喜んでこのスポーツに参戦し続ける」
「楽しむためにF1に参戦しているわけではなく、ビジネス上の決定に基づいて活動している。ブランドの面で市場での存在感に大きな効果がある。我々は今の活動を続けていきたいと考えている」