バットマンやスパイダーマンなどアメコミヒーローに、おなじみミッキーマウス。さらにはジミ・ヘンドリックスやボブ・マーリーらミュージシャン、チェ・ゲバラなどの人物画。
このように、モデルとなる対象は多岐に渡りますが、そのタッチはみな同じ。カラーは1色、増えても2色。線画のようですが、まるで “煙がゆらゆら漂っている” かのような、不思議な手法が印象的です。
【インテリア的要素が強い! オシャレ!】
絵として秀逸でありながらも、オシャレなインテリアにもなり得る洗練された作品群。こちらを手掛けているのは、アーティストのOctavian Mieluさん。
【作者は “ルーマニアのグラフィックデザイナー” らしい】
彼のフェイスブックおよびtumblr、ショッピングサイトEtsy内のショップ。どこを見ても、自身に関する記述は全くと言っていいほどありません。明らかになっていることといえば、Behance内にある自身のページに記載されていた、「ルーマニア・ブカレスト在住のグラフィックデザイナー」といった情報くらい。
【キーワードは、やはり「煙」】
独特の絵のタッチがどうしても気になって、その他海外サイトを調べてみたところ、「arch20」に、次のような記載がありました。
「線は美しい。特にスライドしたようなフォルムは、黒と灰色から成る異なる影を生み出すから」
こちらはMieluさん自身による発言。タイトルにも「スモーク・ポスター(Smoke Posters)」とあるとおり、やはり煙をイメージした上で線を描き、作品を完成させていたのですねぇ。
【ジョーカーの肖像画がクールすぎて痺れる……!】
数ある作品の中でも記者がとりわけ気になったのが、映画「ダークナイト」に出てくる敵役、ジョーカーの肖像画。
【お部屋に飾りたいよ~~~!!】
亡くなったヒース・レジャーさんが演じたジョーカーは、 “主役を食ってしまう” ほどに、映画の中で異様なまでの存在感を放っていました。そんな彼が “煙の線” と相まみえると、アクの強さのようなものがほんのりと薄れ、それでいながら、ほどよく不気味な印象に。……これは、欲しい! お部屋に飾っときたいっ!
記者と同じように、Mieluさんの絵をゲットしたいと思われた方は、今すぐEtsy内のショップをチェック。1作品1852円と超破格ですので、ぜひお気に入りの1枚を、見つけてみてはいかがでしょうか。
参照元: Facebook 、tumblr 、Etsy 、Behance 、arch20
執筆=田端あんじ (c)Pouch