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スーパーGT、今季も交通安全啓発運動やトランポ走行等さまざまな活動を展開

2015年04月01日 14:20  AUTOSPORT web

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スーパーGT岡山公式テストのスタート練習時には、第1戦に向け岡山県警の白バイとパトカーが参加し、リハーサルを行った
いよいよ4月4日~5日に、岡山国際サーキットで開催される第1戦で開幕するスーパーGT。2015年シーズンも、プロモーション活動や交通安全啓発運動等、近年取り組まれているさまざまな活動が行われる。

●白バイ&パトカーが隊列を先導。なんと白バイ10台登場!
 スーパーGTでは、2014年の鈴鹿戦から警察庁、各県警察の協力の下、交通安全啓発活動を展開している。モータースポーツを通じて運転技術の向上や安全意識の向上を呼びかけるべく始まった活動では、ピットウォーク中に警察車両の展示や、夜間の自転車等の走行の安全向上に役立つ反射板の展示等、さまざまな活動が行われ、ファンにも好評となっている。

 また、決勝レースでは鈴鹿、もてぎと地元県警察の警察車両が、スーパーGTマシンのウォームアップラップを先導。まるで西部警察の1シーンのようにコースを周回し、その間に来場したファンに各県警の重点取り組みや、交通安全に向けたメッセージが場内アナウンスで流された。

 今季もその取り組みが継続され、第1戦岡山から実施される。すでに3月15日の公式テストでのスタート練習に岡山県警の白バイ2台、パトカー2台が登場し“テスト”を実施する等、準備万端。第1戦の決勝日には、ピットウォーク中にパトカーや白バイ、反射材などをホームストレート上に展示するほか、1周のパレードラップが展開される。

 31日にGTアソシエイションから発表された内容によれば、今回登場するのはパトカーが2台、そして白バイがなんと10台! 岡山県警の意気込みが感じられる台数で、パレードラップはまさに壮観となるはずだ。

●今季もさまざまな特別賞典を用意
 スーパーGTではチャンピオン獲得チーム等に、さまざまな特別賞典が用意されている。今季も経済産業省から経済産業大臣杯、国土交通省から国土交通大臣杯、自由民主党モータースポーツ振興議員連盟から自由民主党モータースポーツ振興議員連盟杯と、3種類の特別賞典が授与されることになった。

 経済産業大臣杯は、自動車の先端技術が結集するモータースポーツにおいて素晴らしい活躍を示し、自動車文化への貢献を果たしたチームに敬意を表すため、GT500チームチャンピオンに授与される。2014年はニスモが獲得した賞だ。

 また、国土交通大臣杯は、日本の自動車技術を用いてモータースポーツにおいて素晴らしい活躍を示し、国内の工業技術の振興に貢献したチームに敬意を表すため、GT300クラスのJAF-GT規定車両の年間最上位のチームに授与される。昨年はSUBARU BRZ R&D SPORTを走らせたR&D SPORTが受賞した。

 さらに、日本の自動車文化の向上、モータースポーツを通じた社会貢献を目指して設立された自由民主党モータースポーツ振興議員連盟から授与される自由民主党モータースポーツ振興議員連盟杯は、GT300クラスのチームチャンピオンに授与される。昨年はGAINERが受賞した。

 今季もこれらの特別賞典が、最終戦もてぎの表彰式で授与される予定だ。

●GT500クラスの3メーカーのトランポが今季もレース開催をアピール
 2014年の第5戦富士から、サーキットに向かうレクサス、ホンダ、ニッサンというGT500クラスの3メーカーのトランスポーターにレース開催の告知を入れ、スーパーGTをアピールする試みがスタートした。各メーカーのトランスポーターはメーカーワークスのカラーリングに彩られており、目立ち度はバツグン。サーキットに向かう途中で見かけた人に、スーパーGTを認知してもらおうという狙いだ。

 昨年は第8戦もてぎの直前には、3メーカーのトランポが東京都内を走行し大いに話題となったほか、ブリヂストン、ミシュラン、ヨコハマ、ダンロップというタイヤメーカーのトランスポーターも参加。まさにスーパーGTに参加するメーカー各社が協力して、レースを盛り上げようという試みとなっている。

 今季もその活動は継続され、今回の第1戦岡山でもレクサス、ホンダ、ニッサン、スバル、ブリヂストン、ダンロップ、ヨコハマ、ミシュランという各メーカーのトランスポーターにスーパーGT第1戦の告知が入れられる。今回は4月3日(木)の午前10時頃に岡山国際サーキットに到着する予定で、事前に集合して一緒に走行することは行われないが、ぜひ沿道でチェックしたいところ。今後、事前に走行ルートが告知される時もあるとのことだ。