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「わたし」と「他人」に着目する『他人の時間』展、アジア・オセアニアの若手ら18作家

2015年04月01日 12:10  CINRA.NET

CINRA.NET

アン・ミー・レー 『被害対策訓練、米国艦船ナッシュビル、セネガル(「陸上の出来事」シリーズより)』 2009
『他人の時間』展が、4月11日から東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催される。

同展は、「わたし」と「他人」との関係性に着目し、アジア・オセアニア地域の1970年代から1980年代生まれの若手を中心としたアーティスト18人による作品を紹介するもの。他者との境界を揺るがす多元的な歴史や、相互的に作用しながら変容する社会について考察する作品の展示を通して、鑑賞者が互いや自分自身への認識を問い直すことを目的にしている。

出展作家には、インドネシア・ジャカルタ出身で多様なメディアを用いた作品制作を行うほか、White Shoes & The Couples Companyのギタリストとしても活動しているサレ・フセインや、作品制作を通してグローバル社会の様々な仕組みをユーモラスに提示するプラッチャヤ・ピントーンに加え、キリ・ダレナ、グレアム・フレッチャー、ホー・ツーニェン、ジョナサン・ジョーンズ、河原温、ヴォー・アン・カーン、アン・ミー・レー、イム・ミヌク、バスィール・マハムード、mamoru、ミヤギフトシ、ブルース・クェック、下道基行、ナティー・ウタリット、ヴァンディー・ラッタナ、ヤン・ヴォーが名を連ねている。

なお、同展は東京での開催を皮切りに大阪、シンガポール、オーストラリア・ブリスベンに巡回する。関連イベントとして大友良英、相馬千秋らを迎えたトークイベントが行われるほか、アーティストトークやオープニング記念フォーラムが開催。詳細はオフィシャルサイトで順次発表される。