『「フェルメール 光の王国展」~フェルメール作品に隠された3つの秘密~』が、6月30日まで東京・銀座の永井画廊で開催されている。
同展は、ヨハネス・フェルメールの研究で知られる生物学者・福岡伸一が考案した原画再生手法「リ・クリエイト」によって再現されたフェルメール作品を展示。オリジナル作品の画像データをもとに、色ヒストグラム解析やデジタル修復、紫外線プリントなどの技術を駆使して作品が描かれた当時の色彩、質感を再現した作品を鑑賞することが出来る。
さらに、絵画のモデルとして繰り返し登場する女性たち、度々描かれたヨハン・ブラウの大地図、『天文学者』のモデルとされる科学者アントニ・ファン・レーウェンフックとの関係というフェルメール作品に潜む3つの謎に焦点を当て、3D映像やARによって、来場者が作品に入り込んで作品の謎解きを楽しむといった新たな美術鑑賞法を提案するという。