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松田龍平が広島弁のモヒカンロッカー役に、沖田修一監督『モヒカン故郷に帰る』

2015年03月30日 13:30  CINRA.NET

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永吉役の松田龍平 ©2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
映画『モヒカン故郷に帰る』が、2016年春に全国で公開される。

同作は、『南極料理人』『横道世之介』などで知られる沖田修一監督が、自身のオリジナル脚本を映画化するもの。恋人の妊娠の報告を兼ねて数年ぶりに故郷・広島の瀬戸内海に浮かぶ島に戻った売れないバンドマン・永吉が、父・治ががんで余命宣告を受けたことをきっかけに、父の喜ぶ顔が見たい一心で奮闘する姿を描く。

プロのミュージシャンを目指して上京したモヒカン姿のバンドマン・永吉を演じるのは松田龍平。さらに、昔かたぎの頑固な父・治を、松田とは初共演になるという柄本明が演じる。なお、同作は4月にクランクインし、全編にわたって広島ロケを敢行する。松田と柄本のコミカルな広島弁での掛け合いも見どころとなるほか、松田は役づくりのためにモヒカンヘアにし、劇中ではバンドのボーカル役としてヘッドバンギングも披露するという。

■松田龍平のコメント
この度は広島を舞台にした家族の話をやる事になりました。沖田さんの脚本は人との距離感がとても綿密に描かれていて、今から撮影に入ることをとても楽しみにしています。久しぶりに会う親父はどこか小さくみえた。父と息子、から男と男になる主人公・永吉を魅力的に演じれたらと思っています。

■柄本明のコメント
沖田監督の作品は何本か見ていて、今回ご一緒するのが初めてなので、これからの撮影とても楽しみです。脚本も、オフビートな感じもあり、オーソドックスな懐かしい感じもあり、木下惠介監督『カルメン故郷に帰る』を思い出しました。4月からの撮影、松田龍平さんの共演も初めてですが、みなさんで良い作品をつくっていければと思います。

■沖田修一監督のコメント
生きていればそれでよくて、できることなら難しい話はしたくない。そんな家族の一大事を映画にしたいと思いました。誰にでもあって、いつかはやってくるお話だと思います。現実は、とてもシビアなので、せめて映画の中だけでも、バカバカしいほどコメディにしたいと思いました。松田さん柄本さんという魅力的なキャストと共に、楽しい映画を作れたらと思っています。