欧州日産は、28日にドイツのニュルブルクリンクで開催されていたVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第1戦で発生した事故で負傷したふたりの観客と、ドライブしていたヤン・マルデンボロが退院したと発表した。
この事故は、28日12時にスタートしたVLN1の決勝レース中、フルークプラッツで15番手スタートの23号車ニッサンGT-RニスモGT3がコースアウト。キャッチフェンスを超え着地し、コースサイドで観戦していた観客が負傷、うち1名の死亡が確認されたというもの。
欧州日産は即座に声明を出し、事故に対する悲しみと徹底した原因究明を発表していたが、29日に情報のアップデートを発表。負傷した観客ふたりと、ドライブしていたマルデンボロが退院したと明らかにした。声明は以下のとおり。
「昨日のVLNレースにおける恐ろしい出来事の後、ニッサンは負傷したふたりの観客が退院したという喜ばしい報せを受け取った。また、ヤン・マルデンボロも一連の検査を終え、病院を後にしている。当然ながら、彼は昨日の事故のことについて非常に悲しんでいる」
「事故車両はドイツ当局によって管理されており、ニッサンは彼らの調査に対して完全なる協力を申し出ている。ニッサンのすべての関係者が改めて心からの弔意と同情を亡くなった観客の家族、そして怪我をした観客に表したい」
「ニッサンはまた、チームとヤン・マルデンボロに対して支援の声を送ってくれたファンに対して感謝したい」