3月28日に、ドイツのニュルブルクリンクで開催されたVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第1戦『VLN1』の決勝レース中、23号車ニッサンGT-RニスモGT3がクラッシュし、観客1名が死亡した事故を受け、欧州日産が声明を発表した。
この事故は、178台が参戦したVLN1の決勝レース中、ヤン・マルデンボロがドライブしていたニッサンGTアカデミー・チームRJNの23号車ニッサンGT-RニスモGT-Rが、コース前半のフルークプラッツで車体が浮き上がりクラッシュ。キャッチフェンスを超え着地し、コースサイドで観戦していた観客が負傷、うち1名の死亡が確認されたもの。
事故を受けて、欧州日産は声明を発表した。声明の内容は以下のとおりだ。
「本日、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで開催されていたVLN1のレース中、23号車ニッサンが関係する深刻な事故が起きた。報告によれば、車両はフルークプラッツでコースを離れ、キャッチフェンスを飛び越えルーフから観客エリアに着地した」
「この事故で数人の観客が負傷し、即時の対応がとられたにも関わらず、そのうちの1名は負傷により命を落とすこととなった。その他の負傷者は、すぐに処置のため病院に搬送されている」
「ドライバーのヤン・マルデンボロは車両から降り、サーキットのメディカルセンターでチェックを受けた後、さらなる検査のために病院に搬送された」
「今日ののイベントは悲劇となってしまった。我々は非常に深いショックと悲しみを受けており、そして我々の思いは亡くなった方、負傷者、そして彼らの家族と友人に向けられている」
「チームは即座にこの事故の原因について完全なる調査を行うべく、レースオーガナイザーと協力している」