全日本選手権スーパーフォーミュラは28日、岡山国際サーキットで第2回公式合同テストの2日目午後の走行が行われ、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)がトップタイムをマーク。2日間の総合首位にもロシターがつけた。
3月27日~28日の2日間で行われた今回のテストは、両日ともに快晴となり、終始ドライコンディションで展開。13時30分から行われた最後の走行も、強い日差しのもとで各車が走行を重ねた。
このセッションでは、左手の負傷の療養中ながらも今回はステアリングを握っていたジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)に代わって、安田裕信が19号車をドライブしている。
この午後の2時間の走行は、あまり路面のコンディションが良くなかったようで、序盤から午前ほどタイムが伸びずに展開。1分13秒台半ばのタイムで小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO)が首位につけた状況で終盤に差し掛かる。
残り20分を切ったあたりから各車が続々とコースに向かい始め、ロシターは残り5分というところで1分13秒148のトップタイムをマーク。最後は最終コーナーで黄旗が振られたこともあり、そのままロシターがこのセッションの首位となった。
2番手には石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)が続き、トヨタが午後のトップ2を占める形に。3番手には野尻智紀(DOCOMO DANDELION)がつけ、ルーキーのウイリアム・ブラー(KONDO RACING)がチェッカー間際にタイムを上げて4番手。5番手に可夢偉が続いた。
2日間の総合トップタイムは、この日の午前にロシターがマークした1分12秒783に。最終的に、今回のテストで1分12秒台をマークしたのはロシターのみとなった。総合2番手にはこちらも2日目午前のタイムで野尻が入り、3番手に石浦、4番手に可夢偉と並んでいる。