初日午前のトップタイムをマークした山本尚貴(TEAM無限) 全日本選手権スーパーフォーミュラは27日、岡山国際サーキットで第2回公式合同テストが始まり、初日午前のセッションでは山本尚貴(TEAM無限)がトップタイムをマークした。
3月上旬に行われた鈴鹿でのテストに続き、第2回目となった公式合同テストの舞台は、今年久しぶりに国内トップフォーミュラの1戦として組み込まれることが決まっている岡山だ。
今回も全チームが参加したこのテストには、負傷により鈴鹿テストを欠席したジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)も参加。一方、トムスの中嶋一貴とアンドレ・ロッテラーはWEC世界耐久選手権のテスト参加のため欠席となった。そのため、今回は2号車のみテストに投入したトムスだが、マシンのステアリングはなんと松田次生が握っている。
午前9時20分から始まった2時間のセッションは、終始好天のもとドライコンディション展開。クラッシュなど大きなアクシデントもなく、各陣営とも周回を重ねていった。
タイムシート上では、序盤からホンダ陣営が上位に名を連ねる形に。終始上位につけていた山本が残り10分というところで1分13秒台に入れると、続けてタイムをさらに刻んで1分13秒855をマークし、初日午前の首位となった。2番手には、チェッカー間際に1分13秒913をマークした野尻智紀(DOCOMO DANDELION)が続き、3番手は小暮卓史(DRAGO CORSE)に。トップ3はホンダ勢が占めるとともに、今回のセッションではこの3名のみが1分13秒台のタイムをマークしている。
昨年末のルーキーテストですでに岡山は経験済みの小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO)が1分14秒222で4番手に続き、チームメイトの平川亮(KYGNUS SUNOCO)が5番手となっている。トムスの2号車をドライブした松田は50周と走りこみ、14番手でセッションを終えている。