ウイリアムズF1チームは26日、エイドリアン・スーティルを2015年のリザーブドライバーに起用することを正式に発表した。
今年32歳のスーティルは、昨シーズンまでザウバーをドライブしていたが、2015年はチームがマーカス・エリクソンとフェリペ・ナスルを起用したため、シートを失っていた。
一方のウイリアムズも、開幕戦でバルテリ・ボッタスがケガによる欠場を余儀なくされると、代役を務めるドライバーをはっきりさせることができなかった。チームには、テストドライバーのスージー・ウォルフのほか、開発ドライバーとしてアレックス・リンが在籍しているが、どちらもリザーブの役割は与えられていなかった。
しかし彼らは、昨年までレースをしていた実戦経験豊富なスーティルをリザーブドライバーに起用。スーティルは、チームのシミュレーター作業を通して不測の事態にも備える。
「このような有名かつ偉大なF1チームの一員になれたことをとても誇りに思っている」とスーティル。
「フランク・ウイリアムズ卿と彼のチームのために働くことは僕にとって大きな意味がある」
「僕の能力を信頼し、このような成功を収めた競争力のあるチームで働く機会を与えてくれたウイリアムズのみんなに感謝したい」
フランク・ウイリアムズは、チームが今シーズンの激しい2番手争いを制するためにはリザーブドライバーが不可欠であったと述べ、最近のレース経験があるドライバーを選んだと語った。
「今シーズンのコンストラクターズ選手権の上位争いは激しいものになる」
「したがって、我々は最近のレース経験があるドライバーを選んだ」
「必要な事態が生じれば、FW37で我々の2015年シーズンをアシストしてくれると確信している」