アウディスポーツは、2016年にFIA-GT3マーケットに投入する新アウディR8 LMSを今季ニュルブルクリンク24時間とスパ24時間に、合計4台ずつ投入すると発表した。
世界中で多くのカスタマーに愛用されているアウディR8 LMSウルトラの後継車となる新R8 LMSは、市販車のモデルチェンジにあわせ新たなボディと大幅に向上した空力性能、軽量化を実現。多くの市販車のパーツを流用しながらも、高い安全性を実現している。
そんな新R8 LMSは、2015年シーズンにテスト的に参戦を行い、16年シーズンに向け年内にもデリバリーがスタートするというが、今季ニュルブルクリンク24時間と、ブランパン耐久シリーズのスパ24時間に挑戦することになった。
ニュルブルクリンクではすでにテストに参加した新R8 LMSだが、3月28日に開催されるVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第1戦にまず2台が登場。走らせるのはベルジャン・アウディクラブ・チームWRTとフェニックス・レーシングという強豪2チームだ。
VLN1では、まず両チームから1台ずつが参加。5月16日~17日に開催されるニュルブルクリンク24時間、7月25日~26日のスパ24時間では、WRTから2台、フェニックスから2台と合計4台が参戦。ニュル24時間ウイナーやDTM、WEC、そしてスーパーGT参戦予定のドライバーがステアリングを握る。
「我々の新R8 LMSは、すでにレースコンディションで戦う準備が整っている」と語るのは、アウディスポーツ・カスタマーレーシングのロモロ・リエブシェン。
「我々はGT3カーで戦うことができる最もタフなレースな24時間レースふたつを選んだ。そしてWRT、フェニックスという成功を助ける2チームとともに戦うことになる」
ニュルブルクリンク24時間、スパ24時間で新アウディR8 LMSをドライブするのは下記のドライバーたちだ。
ニュルブルクリンク24時間
ベルジャン・アウディクラブ・チームWRT
クリストファー・ミース/ニコ・ミューラー/エドワード・サンドストローム/ローレンス・バンスール
クリステア・ヨンス/ピエール・カッファー/ニッキー・ティーム/ローレンス・バンスール
フェニックス・レーシング
クリストファー・ハーゼ/クリスチャン・マメロウ/レネ・ラスト/マーカス・ヴィンケルホック
マルク・バッセング/マルセル・ファスラー/マイク・ロッケンフェラー/フランク・スティップラー
スパ24時間
ベルジャン・アウディクラブ・チームWRT
レネ・ラスト/ローレンス・バンスール/マーカス・ヴィンケルホック
ニコ・ミューラー/ステファン・オルテリ/フランク・スティップラー
フェニックス・レーシング
マルセル・ファスラー/クリスチャン・マメロウ/マイク・ロッケンフェラー
クリストファー・ハーゼ/クリストファー・ミース/ニッキー・ティーム