この事件で命を落としたのは、シェフィールド出身でバーのマネージャーをしていたポール・ウィルソンさん(38)。カレーをヘルパービーにある「Oak Tree Inn」内の自分が勤務するバーに持ち帰り、そこで食べてアナフィラキシーショックを起こしたものとみられている。法廷で明らかになったのは、カレーには風味付けのためにアーモンドが使用とされていたものの、安価に抑えるため実際にはピーナッツが加えられていたという事実。メニューに示されている成分表示に偽装があったことは厳しく問われるであろう。
またザマンは移民の雇用に関して「2006年移民、庇護及び国籍法(Immigration, Asylum and Nationality Act 2006)」に反する行為があったとして、こちらについても罰せられるもようだ。ウィルソンさんにそのカレーを提供した38歳の従業員も逮捕されていたが、起訴は免れていた。