2015年から日本の新たなフォーミュラカーカテゴリーとして、スーパーGTのサポートレースとして開催されるFIA-F4ジャパニーズ・チャンピオンシップ第1戦/第2戦岡山のエントリーリストが25日に発表された。
FIA-F4は、FIA国際自動車連盟がF3を目指す15歳からの若手ドライバーのための下位カテゴリーとして導入されるもの。F3並みの安全基準をもったカーボンモノコックシャシー、140~160馬力のエンジンを搭載しながらも、厳しいコストキャップが敷かれている。
日本ではGTアソシエイションがオーガナイズ、プロモーションを担当。スーパーGT第3戦タイをのぞき、全戦がスーパーGTのサポートレースとして開催される。使用マシンは童夢が製作した高いパフォーマンスをもつF110シャシーに、F3で高い実績を誇るトムスが製作した2リッター自然吸気直4エンジンを搭載。戸田レーシング製の6速パドルシフトミッションを備える。
2015年は1大会2レースを開催。ただ公式予選は1回で、1レースはファステストタイムが、2レースはセカンドベストがグリッドとして採用される。GTAが培ってきたテレビ等のメディアを使ったプロモーションを行っていくほか、若手育成に向けたスカウトも行われる予定だ。
迎える記念すべき第1戦/第2戦は、スーパーGT第1戦岡山のサポートレースとして開催されるが、年間登録37台に対し32台がエントリーした。ジュニアフォーミュラでおなじみのチームが多くを占めるが、GSRやサード等、スーパーGTでもおなじみのチームの名も。
ドライバー面でも、従来のF4やFCJ、カート等で鳴らしたドライバーたちの名がひしめく。また、外国人ドライバーも3名がエントリーした。また、久保田克昭や番場琢といった経験豊富なドライバー、海外で活躍してきた陣川雄大といった有力ドライバーの名も見られる。