元F1ドライバーで現在解説者を務めるマーティン・ブランドルが、ニコ・ロズベルグが今年タイトルを獲得するには、ライバルでありチームメイトのルイス・ハミルトンをコース上で抜いてみせなければならないと述べている。
2014年、メルセデスのロズベルグは11回ポールポジションを獲得、予選ではチャンピオンであるハミルトンの上を行った。しかし優勝回数ではハミルトンの11勝に対してロズベルグは5勝にとどまり、コース上でのバトルも制していない。
「ロズベルグは去年同様に予選で常に(ハミルトンの)前の位置を取らなければならない」とブランドル。
「さらに、バトルになった場合にはそれを制する必要がある。去年ロズベルグはハミルトンをうまく抜くことができなかった」
一方ブランドルは、2014年のタイトルを獲得し2015年開幕戦でも圧倒的強さを見せて優勝したハミルトンにロズベルグが勝つのは難しいとの考えも示した。
「ルイスは状況に適応できるし、アグレッシブであり、ホイール・トゥ・ホイールのバトルでも強い。彼はますます自信をつけていくだろう」
「ニコ・ロズベルグは決意を新たにして戦いに臨む。ルイスもそれは分かっているはずだ。だが率直に言って、ルイスが毎レースウイークエンド、最大限のポテンシャルを発揮すれば、ニコが勝機を見いだせるとは思えない」