2016年に全国東宝系で公開される映画『64 -ロクヨン-』の追加キャストが発表された。
今回出演が明らかになったのは、佐藤浩市が演じる警務部広報室の広報官・三上義信の部下で広報室係長・諏訪役の綾野剛、諏訪と共に広報室で働く美雲役の榮倉奈々、記者クラブを仕切る東洋新聞のキャップで、広報室と対立する秋川役の瑛太、三上の刑事時代の上司で、時効が迫っている少女誘拐殺人事件である通称「ロクヨン」の捜査を担当した捜査一課長・松岡勝俊役の三浦友和、「ロクヨン」事件の被害者の父・雨宮芳男役の永瀬正敏。さらに、吉岡秀隆、仲村トオル、椎名桔平、滝藤賢一、奥田瑛二、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝もキャストに名を連ねている。
前後編の2部作となる『64 -ロクヨン-』は、横山秀夫の警察小説が原作。前編では加害者の匿名報道を巡って対立する広報室と記者クラブの狭間で奮闘する三上の姿が描かれ、後編では「ロクヨン」事件を連想させる新たな誘拐事件に三上が立ち向かう様が描かれる。メガホンをとるのは映画『ヘヴンズ ストーリー』『アントキノイノチ』などで知られる瀬々敬久。同作は、2月にクランクインし、5月にクランクアップする予定だ。
■綾野剛のコメント
瀬々敬久監督、佐藤浩市さん、スタッフ、キャストと共に、正義と不義の狭間で、ただ一つの真実に向かって闘い抜く所存です。64の世界を、諏訪を通して真っ当を振りかざさず、心に秘めて生きさせて頂きます。
■榮倉奈々のコメント
美雲を演じさせていただくことになりました。
男性社会の中で、自分の役割を探し懸命に仕事と向き合う女性の役です。
自分自身も、力強い役者の先輩方の中で美雲と向き合い、少しでも戦力になれますよう頑張りたいと思います!
■瑛太のコメント
佐藤浩市さん演じる三上と対立する幹事社秋川を演じるのは容易ではないです。秋川の曲者度合いを楽しみ、この映画の良いスパイスになれるよう全身全霊でぶつかりたいと思います。
■三浦友和のコメント
とにかく主人公三上(佐藤浩市)が前後編出ずっぱりで、間違いなく心身共にハードな仕事になっていると想像します。
我々は真の縁の下の力持ちになれるよう頑張るのみです。
■瀬々敬久監督のコメント
横山秀夫さんの思いが込められた『64―ロクヨン』の映画化という重責の中の船出でしたが、佐藤浩市さんを中心とする世代を超えた出演者の競演に息を飲む瞬間の連続です。熱意が集積した映画を届けられるよう、今後も進んでいこうと思っています。