映画『海にかかる霧』が、4月17日から東京・新宿のTOHOシネマズ新宿で先行公開。4月24日から全国で順次公開される。
『第87回アカデミー賞』外国語映画賞の韓国代表作に選ばれている同作は、2001年に実際に起きたテチャン号事件をもとにした舞台『海霧』を映画化したサスペンス。不況にあえぐ漁村のチョンジン号を舞台に、追い詰められた船長のカン・チョルジュが中国からの密航者を陸へ運ぶという闇ルートの仕事を引き受けるが、海上警察の調査や悪天候によって思いもよらない事態に陥っていく様や、逃げ場のない海上で疑心暗鬼になり、やがて正気を失っていく船員たちの様子が描かれる。
チョルジュを演じるのは、ナ・ホンジン監督の『チェイサー』『哀しき獣』などの作品に出演しているキム・ユンソク。新人乗組員のドンシク役を同作で映画初出演を果たしたパク・ユチョン(JYJ、ex.東方神起)が演じているほか、機関長のワノ役を、ホン・サンス監督の『3人のアンヌ』に出演しているムン・ソングンが演じている。
また、『殺人の追憶』『スノーピアサー』などの作品で知られるポン・ジュノが共同脚本と初のプロデュースを担当しているほか、『殺人の追憶』の脚本を手掛けたシム・ソンボが初監督を務めている。4月17日にオープンするTOHOシネマズ新宿のオープニング作品のひとつとして上映される。