元F1ドライバーで、今季はWRC(世界ラリー選手権)に自らチームを率いて参戦しているロバート・クビカが、イタリアのバレルンガでウラカン・スーパートロフェオのテストを行ったとフランスのメディアが報じている。
クビカは2014年からWRCに本格参戦。今季もフォード・フィエスタRS WRCを駆り、ラリーの世界最高峰に挑んでいる。これまでのところ速さをみせているものの、マシントラブルに苦しみ、第3戦終了時点でいまだノーポイントである。
今回クビカがテストしたウラカンLP620-2 スーパートロフェオは、ランボルギーニがヨーロッパやアジア、北米で開催するワンメイクレース『ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ』で、今季から使用されるニューマシン。昨年までのガイヤルドLP570-4 スーパートロフェオに代わり、今季から投入されるもので、直噴V10エンジンにより620馬力を発生させるモンスターだ。ヨーロッパでのレースは、4月11日~12日のモンツァを皮切りに全5戦が予定されている。
クビカが同シリーズに参戦するという発表はなされていないが、WRC第5戦ポルトガルとスーパートロフェオ第2センシルバーストンのみ日程が重複しているものの、それ以外のスケジュールは被っておらず、スポット参戦は十分に可能だ。
(Midori Ikenouchi)