FIA国際自動車連盟は、将来的にF1の主要なステップアップカテゴリーを担う新『F2選手権」の創設に着手することを明らかにした。
今月20日、スイスのジュネーブでWMSC(世界モータースポーツ評議会)の会合が開かれ、新たなF2選手権に関する“詳細なプロジェクト”を7月のWMSC会議に提出することが採択された。
またFIAは、「早急に」新たなシリーズを推進するプロモーターを決定する考えでおり、近く(プロモーターの)公募を開始する予定にしている。
「WMSCは、F3とF1の間の空白を埋め、シングルシーターの階段を完成させることを目的に新たなFIA F2選手権の創設を承認した」と、FIAの声明には記されている。
F2創設の計画は、今年1月に発表されたF1のスーパーライセンス発行基準で公となり、GP2など他のカテゴリーを上回るポイント配分が話題となった。
このプロジェクトは、新しくFIAシングルシーター委員会の会長に就いた元フェラーリF1チーム代表のステファノ・ドメニカリが主導的責任者となっている。
委員会のメンバーのひとり、フレデリック・バートランドは、今年1月に英AUTOSPORTに対して次のように語っている。
「我々が行いたいのは、F3や下部カテゴリーのドライバーたちをF1に向けて準備させるためにトップレベルのカテゴリーを構築することだ」
FIA F2選手権は、2009年に一度復活したが12年シーズンを最後に終了している。