マックス・フェルスタッペンは、今季トロロッソのF1ドライバーになる機会を逃していれば、自分のキャリアが“失速”する恐れがあったと語った。
今年、史上最年少の17歳でF1にデビューしたフェルスタッペンは、2014年にレッドブルのジュニアプログラムに加入する以前に、メルセデスからもオファーを受けていた。
彼らは、フェルスタッペンに対してGP2への参戦とリザーブドライバーをオファーしたが、当時16歳だったフェルスタッペンは最終的にレッドブルのジュニアチームに入ることを決めている。
フェルスタッペンは、自身の決断について、今季ザウバーのリザーブドライバーに就任した20歳のフェラーリ育成ドライバー、ラファエレ・マルチェッロを例に挙げて説明した。
「ラファエレ・マルチェッロに起こったことについて考えたんだ」とフェルスタッペンは独オート・ビルトに対してコメントしている。
「彼(マルチェッロ)はF3の王者だった」
「けど、彼のキャリアはGP2で突然、失速してしまった」
マルチェッロは、2013年にヨーロッパF3選手権で王座に就き、2014年はGP2にステップアップ。レーシング・エンジニアリングから参戦したが、初年度はドライバーズランキング8位でシーズンを終えている。
今季彼は、ザウバーのテスト&リザーブドライバーを務めるとともに、トライデントから引き続きGP2に参戦。今週末のマレーシアGPでは、フェリペ・ナスルに代わって金曜フリープラクティス1回目に参加、グランプリウイークエンドのデビューを果たすことになっている。