ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は21日、第2戦セブリング12時間の決勝レースが行われ、アクションエクスプレス・レーシングのジョアオ・バルボサ/クリスチャン・フィッティパルディ/セバスチャン・ブルデー組の5号車コルベットDP勢が優勝を飾った。
1月末の開幕戦デイトナ24時間に続き、第2戦も伝統のレースとなったUSCC。今年で63回目を迎えたセブリング12時間の予選では、クローン・レーシングの57号車リジェJS P2・ジャッドがオリビエ・プラのドライビングでポールポジションを獲得。2番手にはエクストリームスピード・モータースポーツの1号車HPD ARX-03b・ホンダが続き、LMP2勢がフロントロウを独占した。
迎えた21日の決勝レースは3番手からスタートした5号車コルベットDP。レース開始から2時間というところで首位を奪うと、開始から10時間が経過しようかというところで1ラップまでリードを拡大。セーフティカーの導入でも他車の追随を許さず、1ラップのリードを保って優勝を果たした。
2位には、予選時にブレーキのトラブルに見舞われ、レースでも序盤3時間はその問題に苦しんだウェイン・テイラー・レーシングの10号車コルベットDPが入り、3位にvisitflorida.com レーシングの90号車コルベットDPと、コルベットDP勢がトップ3を独占した。4位にはチップ・ガナッシ・レーシングの01号車ライリー・フォードDPが入った。
予選フロントロウを占めたLMP2勢の最上位は、PPスタートとなったクローン・レーシングの57号車リジェの8位に。なお、マツダLMP2 SKYCATIV-Dレーシングの2台は、レース中盤でトラブルによりリタイアを喫している。
オレカFLM09のワンメイクで争われるPCクラスでは、PR1/マティアセン・モータースポーツのマイク・ガッシュ/アンドリュー・パルマー/トム・キンバー-スミス組52号車が、総合でも6位につけてクラス優勝。開幕2連勝を決めている。
GTLMクラスでは、終盤まで首位を争っていたポルシェ・ノースアメリカのポルシェ911 RSR勢がトラブルにより相次いで後退。これにより首位を奪ったコルベット・レーシングのヤン・マグヌッセン/アントニオ・ガルシア/ライアン・ブリスコ組3号車コルベットC7.Rが優勝。こちらもデイトナ24時間に続く開幕2連勝となっている。2位にはリシ・コンペティツォーネの62号車フェラーリ458イタリア、3位にはこちらも終始上位を争ったチーム・ファルケンタイヤの17号車ポルシェが入っている。
GTDクラスでは、このレース最後のイエローコーション中にパンクに見舞われたものの、首位争いに復帰したアレックス・ジョブ・レーシングのイアン・ジェームス/マリオ・ファンバッカー/アレックス・リベラス組の23号車ポルシェ911 GTアメリカが優勝を果たしている。
USCCの今季第3戦は、4月17日~18日にロングビーチで開催。この第3戦は、PクラスとGTLMクラスのマシンのみで争われることになる。