スー・ブラックウェルの個展『Dwelling -すみか-』が、4月29日から東京・銀座のポーラミュージアムアネックスで開催される。
1971年に生まれ、イギリス・ロンドンを拠点に活動しているブラックウェルは、おとぎ話や民話をテーマに、本を素材に用いた彫刻「ブックスカルプチャー」を制作しているアーティスト。文学作品の物語が展開されるページそのものを素材にしており、制作の際にはストーリーや言葉の細部に注意を払いながらページをカットしていくという。
ブラックウェルにとってアジアでの初個展となる同展では、新作を含む全11点のブックスカルプチャーを紹介。花と植物に関する古い本を素材に用いたページ上に咲き誇る花の作品が展示されるほか、フランスの哲学者ガストン・バシュラールの著書『空間の詩学』にインスピレーションを得た作品が発表される。