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スバル、ファンミーティングを開催。多くのファンの前で勝利を誓う

2015年03月23日 00:40  AUTOSPORT web

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スバルのドライバーや監督、レースクイーンが登場したSUBARU 2015 モータースポーツファンミーティング。
スーパーGTやニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦するスバルは22日、恵比寿のスバル・スタースクエアで“SUBARU 2015 モータースポーツファンミーティング”を開催。会場に集まった大勢のファンの前で、辰巳英治総監督や佐々木孝太、井口卓人など、スバルから各カテゴリーのレースに参戦するドライバーたちがファンの前で意気込みを語った。

 今季、スバルはスーパーGT300クラスやニュルブルクリンク24時間、JRC全日本ラリー選手権、GAZOO Racing 86/BRZレースに参戦。スーパーGTではドライバーラインナップを変更し、佐々木に代わり山内英輝がチームに加わっているほか、タイヤもミシュランからダンロップへ変更し、チャンピオン獲得を目指している。

 イベントの冒頭で辰巳総監督は、「新たに山内くんが(チームに)加わってくれて、井口と一緒にチャンピオン獲得に向けてやってくれると思います。我々、バックアップ体制側も勝てるようなクルマを作って臨もうと決意していますので、素晴らしい結果になるだろうと確信しています」と今季のスーパーGTに対する意気込みを語った。

 先日行われた公式テストなどでドライブしたBRZ GT300の印象を聞かれた井口は、「タイヤとマシンの合わせ込みに苦労していますが、決勝のロングランに関しては、去年よりも大きく向上していると感じています」とコメントすると、今年チームに加入した山内も「タイヤもいい感触なので、マシンとのマッチングが噛み合えば、いけるんじゃないかなという手ごたえはあります。なんとか開幕戦までに帳尻を合わせたいですね」と語った。

 このふたりのコメントに対し、今季は別チームからスーパーGT300へ参戦する佐々木も「ロングランに関しては、去年苦手としていたところ。そこが強くなると困るなぁといった感じです」と警戒感をにじませていた。

 具体的にどのサーキットで優勝を狙っているのか聞かれると、山内が「相性がいいサーキットなので、岡山、SUGO、オートポリス、鈴鹿のうち3ヶ所で勝ちにいきます」と宣言。この宣言に続けて辰巳監督は、「4ヶ所で勝ちにいって、そのうち1ヶ所は落としてもしょうがないかなと思っています。3回は勝たないと、ファンの方に申し訳ないですよね」と語った。

「岡山のテストではトップタイムを狙える状況では無かったですが、トップから1秒遅れくらいでしたし、ロングランは安定していました。この状況をキープできればいけるという手応えはあります」

「開幕は大事なので、開幕ダッシュを狙いにいきますよ。うちのクルマは周りより軽くて、岡山で勝って40kgのウエイトを積んでも、周りよりまだ軽い状態ですからね」

 イベントではJRC全日本ラリー選手権に参戦する勝田範彦と足立さやか、GAZOO RACING 86/BRZに参戦する久保凛太郎と三浦愛が登場し、今シーズンに対する意気込みを語ったほか、スーパーGTでチームのレースクイーンを務める『BREEZE』の新メンバー発表、新たな取り組みとなる「スバルは、走ることで社会に貢献する」をコンセプトとしたオークション『SUBARU MOTORSPORT AUCTION』の発表などがおこなわれた。