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「窮地」と批判されるルノー、F1撤退の可能性はゼロと語る

2015年03月20日 08:30  AUTOSPORT web

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ルノー・スポールF1ロゴ
ルノー・スポールF1のマネジングディレクター、シリル・アビテブールが、F1から撤退する可能性はゼロであると断言、今後のF1へのかかわり方についてさまざまな選択肢を検討していると述べた。

 現在レッドブルとその姉妹チームであるトロロッソにパワーユニットを供給しているルノーだが、今年も大きな向上が見られないとして、レッドブルは不満を露わにしている。
 オーストラリアGPの後、レッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、4台中2台にエンジントラブルが発生、さらに全体的にドライバビリティの問題が深刻であるとして、「ルノーは今窮地に陥っている」「ルノーはこのようなシーズンスタートを切るべきではない」と述べて批判した。

 ルノーは現在はパワーユニットの向上が最大の目標であるが、より長期的な視点でF1活動によるメリットを最大限に活用するためいくつかの選択肢を評価しており、F1撤退については一切考えていないと述べた。
 ルノーはF1チームとしてのファクトリー参戦を検討しており、トロロッソの買収も視野に入れているといわれている。

 F1撤退の可能性をパーセンテージで表すとどの程度になるかと聞かれたアビテブールは「絶対あり得ない」と答えた。
「前に進む方法を必ず見つけたいと考えている」

「F1全体の状況にも目を向け、チームの評価を行うだけでなく、ビジネスやテレビのデータなどからF1の現状についても評価していく」
「私はF1から撤退したいとは思わない。我々がターゲットとしている中国やインドといった国々において素晴らしいマーケットプラットフォームであるからだ」