ザウバーF1チームが1600万ドル、日本円にしておよそ19億円の和解金を支払い、ギド・バン・デル・ガルデとの契約問題に終止符を打つ見込みだと、複数の欧州メディアが報じている。
17日、バン・デル・ガルデの母国オランダのメディアは、オーストラリアGPの週末にF1のボス、バーニー・エクレストンが両者の契約問題に介入し、バン・デル・ガルデ側が訴えを取り下げるように導いたとする内容を伝えた。
それによれば、1600万ドルは今回の訴訟に要した弁護士費用とバン・デル・ガルデがザウバーと交わした2年(2014年と2015年)契約を基に算出された財政補償で、これと引き換えにバン・デル・ガルデが今季ザウバーをドライブできる権利を完全に放棄することになるという。
F1最高権威のエクレストンは、開幕戦に渦巻くネガティブな見出しを嫌い、ロンドンの個人オフィスから両者の交渉に介入。バン・デル・ガルデの義理の父親である富豪のマルセル・ブックホールンに個人的に連絡をとり、結果としてザウバーの株式の一部が彼の手にわたるとも言われている。
報道では、バン・デル・ガルデのマネージャーを務めるジャン-ポール・テン・ホッペンが、この問題について今週何らかのコメントを発表するとされている。