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ウルトラマンをデザインした成田亨の回顧展『美術/特撮/怪獣』、未公開の怪獣も

2015年03月17日 20:40  CINRA.NET

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『真実と正義と美の化身』1983年 油彩・キャンバス 個人蔵
成田亨の回顧展『成田亨 美術/特撮/怪獣』が、4月11日から青森・青森県立美術館で開催される。

彫刻家、画家、デザイナー、特撮美術監督として活動し、2002年に逝去した成田亨。ウルトラマンやウルトラセブンなどのデザインをはじめ、バルタン星人やピグモン、カネゴンといった怪獣のデザインやメカデザイン、映画『新幹線大爆破』『戦争と人間』『この子を残して』などの特撮を手掛けた。

成田が幼少期を過ごした青森で開催される同展では、青森県立美術館が所蔵する「ウルトラマン」関係のデザイン原画187点をはじめとする特撮関連の作品、未公開の怪獣デザイン原画、初期および1970年代以降の絵画、彫刻など約700点を展示。特撮や怪獣デザインだけではない、美術作家としての成田の全貌に迫るという。なお、同展はこれまで富山・富山県立近代美術館と福岡・福岡市美術館でも開催されてきた巡回展となる。

また、関連イベントとして、成田の妻・成田流里と成田の息子で俳優の成田カイリ、成田に強い影響を受けたという村上隆、美術批評家の椹木野衣の記念講演が開催。さらに、成田が特撮を担当した映画『麻雀放浪記』が上映されるなど、会期中には様々なイベントが企画されている。イベントの詳細などは、オフィシャルサイトをチェックしよう。