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「来季のラリー・メキシコを、今年よりタフなものにしたい」とラリー・メキシコ主催者

2015年03月17日 13:50  AUTOSPORT web

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2015年のWRCメキシコは、デイ1に14台中7台のマシンがデイリタイアするなど過酷なラリーとなったが、大会主催者は来年の大会をより厳しいものにするべく検討を行っていると語った。
WRC世界ラリー選手権のラリー・メキシコ主催者は、来年のラリー・メキシコをより困難なラリーにしようと考えていると英AUTOSPORT.comが報じている。

 今年のラリー・メキシコは3月5日~8日の日程で行われ、デイ1に14台中7台のWRカーがデイリタイアするなど、厳しい展開のラリーとなった。しかし、ラリー・メキシコのディレクターを務めるパトリック・スーバービルは、16年のラリー・メキシコを長距離のSSを含んだ、より厳しいものにするべく検討を行っていると語った。

 スーバービルは英AUTOSPORT.comに対し、「私たちは2年前に、ラリーメキシコを耐久イベントにすると決断した」とコメント。

「チームは長い時間をかけてメキシコまで来ている。長距離のSSを提供することで、メキシコまで来た甲斐があったと感じて欲しいんだ」

 2015年のラリーメキシコの総SS距離は395.21kmと、WRCカレンダーのなかで最も距離の長いイベントのひとつとなっている。そのためスーバービルは、総走行距離を伸ばすのではなく、各SSをよりチャレンジングなものにしたいと考えているようだ。

 WRCの規定では、タイヤを交換せずに走行できるのは50マイル(約80km)までとされており、スーバービルは50マイルのSSをラリー・メキシコに組み込みたいと語った。

「私たちは50マイルのSSをラリー・メキシコに組み込みたいんだ。色々な方法を検討しているし、十分な距離の道路はすでにある。だから、不可能ではないんだ」

「長距離のSSについて、様々な意見があることは理解している。だから、その意見に耳を傾けながら、検討を進めていく」

 またスーバービルは、ラリー・メキシコをサファリ・ラリーやアクロポリス・ラリーのようなクラシックラリーと同等の地位まで高めることが最も重要なことだと語った。

「セバスチャン・オジェから後方のプライベーターまで、ラリー・メキシコを完走したすべてのドライバーが、達成感を味わえるようにするのが私の目標だ」