トップへ

2015年の『スーパーカー・レースシリーズ』概要発表。「年齢性別関係なく楽しんで欲しい」

2015年03月15日 00:50  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

14日に東京・赤坂で行われたイベントで、2015年のSCR概要発表会が行われ、SCRを立ち上げた竹内浩典やSCRオフィシャルレースクイーンの夏野愛子さんらが登場した。
2014年にスタートしたGT3車両を中心とした新シリーズ『スーパーカー・レースシリーズ(SCR)』は14日、東京・赤坂で「Super Car Race Series & Kids Traffic Safety School Projects」と題したイベントを開催。このなかで2015年シリーズに関する発表が行われた。

 SCRは、ヨーロッパを中心に多数の車両が存在するGT3カテゴリーをメインに、GT4やワンメイクカップカー等が出場できるレースとして昨年開幕。インポートカーメーカー等の展示会や試乗会、ホスピタリティの充実による“車好きな大人達の社交場”を目指すとともに、子どもたちのクルマへの憧れを生む場を目指しているレースだ。初年度となった14年は、なかなか10台を超えるエントリーが集まることがなかったが、スーパー耐久車両やGTアジア車両が登場するなど、注目の参戦も多く見られた。

 そんなSCRは今シーズン、旧式カップカーが参戦できるカテゴリーⅢが新設され、全6大会10戦が行われる。また、全戦でアクテリオンファーマシューティカルズ・ジャパン社の協賛により、『キッズ・トラフィック・セーフティ・スクール・プロジェクツ』という子ども向け参加体験型交通安全教室が併設される。

 14日に都内で行われたイベントには、シフト代表の竹内浩典が登場。スーパーカーが好きだったことがきっかけでレーシングドライバーになったと語り、「スーパーカーだけを集めたレース、世界のスーパーカーだったら全部出られるレースを作りたかった」とSCRを立ち上げた経緯を説明した。また今季からシリーズ全戦で併設される『キッズ・トラフィック・セーフティ・スクール・プロジェクツ』は、実際にスーパーカー(を模した電気自動車)を楽しみながら運転すると同時に、交通ルールも学んでもらい、多くの子どもにクルマを好きになってもらいたい、という思いから開催を決意したと語った。

 続いて、すでに発表されていた今季のレーススケジュールを改めて説明。なかでも“震災復興支援イベント”として、7月11日~12日に宮城県のスポーツランドSUGOで行われる第5戦・第6戦は、仙台出身の声優である山寺宏一氏と協力し、東北出身の著名タレントやアーティスト、お笑い芸人などを集めたイベントが行われることが発表された。この取り組みに対し竹内は、「レースファンではない方にもサーキットに来てもらい、レースを見てもらってレースを好きにしちゃおうと思います」と語った。また、SCR単独での開催となる第7戦から第10戦では、小柳ゆきやT-BOLANでボーカルを務めた森友嵐士といったアーティストによるコンサートも行われることも発表された。

 会場に集まったファンに対し、「去年作ったばかりのスーパーカー・レースなんですが、今年新たにキッズのイベントを併設して、大きくしていきたいと思います」と竹内。

「大人も子どもも楽しめる、新しい形のレースイベントとして、男性だけではなく、女性も子どもも、みんなが一緒にサーキットに来て、サーキットの魅力、クルマの魅力、モータースポーツの魅力を堪能してもらえればと思います」

 イベントでは、2002年に紫綬褒章を受賞したアートディレクター浅葉克己氏がデザインした『Super Car Race Series & Kids Traffic Safety School Projects』のロゴや、オフィシャルレースクイーンの新コスチューム、書道家の金澤翔子さんによる題字、漆職人の伊藤猛氏が制作したシリーズチャンピオン副賞の漆塗りのヘルメットがお披露目された。

 このイベントは明日15日も東京・赤坂の赤坂サカスTBS放送センター前広場で開催される。残念ながらSCRに関する発表イベントは行われないが、竹内とSCRオフィシャルレースクイーンを務める夏野愛子さん、ドラゴンボールの孫悟空などの声優でお馴染みの野沢雅子さんが登場するトークショーと、小柳ゆきさんのミニライブが行われる予定だ。