スーパーGT岡山公式テストは14日、1日目午後のセッションが行われ、GT500クラスはD'station ADVAN GT-Rがトップタイムをマーク。カルソニックIMPUL GT-Rが続きGT-R勢がワン・ツーとなった。
午前のセッション終了直後から岡山国際サーキットは晴れ間がのぞきはじめ、少しずつ路面コンディションは好転。サーキットサファリ、ピットロード解放とこの日数多く訪れたファンに向けたイベントが行われた後、14時から午後のセッションがスタートした。
コースオープンとともに多くのマシンが走行を開始し、午前中走行しなかったGAINER TANAX GT-RやTEAM MACHのGT300マザーシャシー、マッハ車検with「いらこん」も走行を開始。ただ、午前中エンジン周辺のトラブルに見舞われたKeePer TOM'S RC Fはこのセッションの大半をピットで過ごすことになった。
途中、マッハ車検with「いらこん」がヘアピンでコースアウトしたほか、Arnage Racingの50号車メルセデスベンツSLS AMG GT3、Epson NSX CONCEPT-GTがダブルヘアピンでコースアウトを喫しストップ。このセッションは合計3度の赤旗が提示された。
ドライコンディションの中、両クラスともにタイムは大きく向上。セッション終盤にはGT300クラス、GT500クラスと専有走行の時間帯が設けられ、アタックラップを実施。結果、GT300クラスは平中克幸駆るGAINER TANAX SLSがトップタイムに。午前中走れなかったGAINER TANAX GT-Rが2番手に続き、GAINERがワン・ツーを占めた。
GT300ではB-MAX NDDP GT-Rが3番手。午後はアウディワークスドライバーのステファン・オルテリも乗り込んだAudi R8 LMS ultraが4番手に続いた。5番手にはTOYOTA PRIUS apr GTがつけ、GT3勢とJAF-GT勢は拮抗。今季初登場となるマシンも上位のベストタイムを記録しており、今季のGT300の激戦ぶりを予感させるセッションとなった。
GT500クラスでも迫力あるアタック合戦が展開され、安田裕信駆るカルソニックIMPUL GT-Rがトップタイムをマークするかと思われたが、チェッカー間際に佐々木大樹駆るD'station ADVAN GT-Rが1分19秒341までタイムを縮めトップに。小暮卓史がアタックしたドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTが3番手、立川祐路がアタックしたZENT CERUMO RC Fが4番手。関口雄飛のWedsSport ADVAN RC Fが5番手と、ヨコハマ、ブリヂストン勢が上位につけた。
KeePer TOM'S RC Fはセッション終盤、専有走行の時間帯にコースインを果たしている。