映画『メイズ・ランナー』から予告編が公開された。
5月22日から東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇ほか全国で公開される同作は、アメリカで160万部の売上を記録した3部作の小説が原作。朝になると扉が開き、夜になる前に扉が閉まる巨大迷路の謎に迫る若者たちを描いた作品だ。夜の間に構造が変化し、同じ道順が2度と現れない迷路の中央にある広場に、月に1度、生活物資とともに送り込まれる記憶喪失の「ランナー」たちが、迷路の中を駆け抜けて構造を調べながら脱出方法を探す、というあらすじだ。
主人公のトーマスを演じるのはディラン・オブライエン。さらに、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作でヒロインを演じるカヤ・スコデラリオ、『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』『なんちゃって家族』などのウィル・ポールター、『大統領の執事の涙』のアムル・アミーン、『ラブ・アクチュアリー』の子役として知られるトーマス・ブロディ=サングスターらが脇を固める。
公開された予告編では、トーマスがリフトで壁に囲まれた広場に送り込まれ、迷路の前に立ち尽くすシーンや、ランナーたちが扉が閉まる夜までに広場に戻ろうと必死に走る姿、形を変える迷路の中でパニックに陥るランナーたちの様子などが確認できる。
なお、ウェス・ボール監督は続編の製作も決定している同作について、「僕は、世界を創造するような映画が好きで、本作はまさに理想どおりだ。最初は少年たちが作った“グレード”(迷路の空き地)で始まり、次は壁の向こうの迷路という広大な世界へ進む。まったく違う状況になるんだ」と明かしている。また、撮影にあたってキャストたちは嵐の中で野宿生活をするなどのサバイバルトレーニングを敢行したほか、スタジオには約5メートルの壁をスタジオに建設し、視覚効果によって高さ約30メートルの巨大迷路のビジュアルを作り出したという。