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「マクラーレン・ホンダMP4-30は非常に有望なマシン」 デビュー戦に向けチームが自信

2015年03月12日 07:00  AUTOSPORT web

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第2回バルセロナテスト4日目 ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダMP4-30)
開幕戦オーストラリアGPを前に、マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエが、テストでは苦労してきたが、マクラーレン・ホンダMP4-30は進歩しており、大いに期待できるマシンであると自信を示した。

 プレシーズンテストの間、ホンダのF1新パワーユニットにいくつもの問題が発生、チームは満足いく周回数をこなすことができなかった。さらにテスト中のクラッシュの影響で、フェルナンド・アロンソが開幕戦を欠場することも決まっている。

 マクラーレン・ホンダの苦戦が予想されるなか、ブーリエは、パッケージに明るい兆候を感じており、シーズンを通して向上させていくためにチームは一丸となって努力していると語った。

「オーストラリアGPはマクラーレン・ホンダのスタッフ全員のハードワークと努力の集大成となる場だ」とブーリエ。

「我々にとって今年の冬は短く感じた。厳しい時期もあったが、前進していると感じるし、シーズンを通してパフォーマンスを大きく向上させていく。メルボルンでのレースはその始まりにすぎない」

「テストで期待していたほどの走行距離をこなせなかったことは残念だが、MP4-30の信頼性を向上させ、最終的には純粋なペースの面で進歩するために絶え間なく努力している。困難に直面したのは確かだが、このパッケージは非常に有望だ。テスト中、多数の重要なシステムチェックとセットアップの作業を行い、バルセロナでの最終テスト2日目にジェンソン(・バトン)が走った101周から得たデータは非常に心強いものだった」

「もちろん実際にアルバートパークサーキットを走った時にどういうパフォーマンスが見られるのか、特にライバルたちとの力関係については、予想するのは難しい。だがチームの全員が100パーセント集中し、努力し、強い決意を抱いており、マクラーレン・ホンダMP4-30のデビューに興奮している。ここまでの進歩に自信を感じているが、開発の道のりは長く、走行距離1キロ1キロが非常に重要になる」