岡山国際サーキットでは週末の3月14日~15日に、スーパーGT公式テストが開催されるが、それに先立ち11日から9台のマシンが参加してテストがスタートした。
4月4日~5日の開幕に先立ち、14日から岡山ではほとんどの今季参戦車両が参加し公式テストがスタートするが、そのテストに先立つ形で9台のマシンが岡山入り。11日からテストが行われることになった。
今回先行してテストを開始したのは、GT500クラスが5台。ニッサンGT-RニスモGT500は4台全車が参加し、これまで鈴鹿、もてぎとテストを行われてきた2015年仕様のエアロにすべてのマシンが変更された。MOTUL AUTECH GT-Rは変わらずカモフラージュがされていたが、それ以外の3車はカモフラージュがされておらず、良くディテールが分かる状態となっていた。
GT-Rの走行画像を見ると、ボンネットの形状やフロントフェンダーのフェンス状の張り出しの形状が変化しているほか、サイドのデザインライン下のエアフローが大胆に変貌。また、リヤフェンダーからリヤバンパー部にかけての形状も変化し、リヤサイドには超小型カナードが装着されていることが分かる。
GT500クラスでは、4台のGT-RとともにWedsSport ADVAN RC Fが走行。こちらは同じヨコハマ装着のD'station ADVAN GT-R同様、3月5日~6日の鈴鹿テストに続いてのテスト参加となっている。
GT300クラスは4台が参加。そのうちの3台は2015年仕様のニッサンGT-RニスモGT3だ。3号車B-MAX NDDP GT-R、今季からGT-Rを導入した10号車GAINER TANAX GT-R、さらにDIJON RACINGの48号車DIJON Racing GT-Rが登場し、そのうちすでにカラーリングを発表済みの3号車とともに、10号車がフルカラーリングで登場した。
また、GT300クラス車両としてはLEON SLSもテストに参加。こちらも2015年仕様のカラーリングが施されており、スイス製高級腕時計ブランドのクストスのロゴがボンネットとルーフに入れられ、新鮮な印象となっている。
ただ、11日の岡山国際サーキットはあいにくの雪。午前中の走行は残念ながらキャンセルとなり、午後の走行のみとなってしまった。ただ、そんな中でも各車が40~50周程度の周回を重ねている。
1分20秒381というこの日のベストタイムをマークしたのはカルソニックIMPUL GT-R。次いでS Road MOLA GT-Rが1分20秒980となり、WedsSport ADVAN RC Fが1分21秒033となった。GT300クラスでは10号車GAINER TANAX GT-Rが1分27秒227でベスト。B-MAX NDDP GT-Rが27秒516で続いた。