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ザウバー敗訴、ギド・バン・デル・ガルデのレース出場権が認められる

2015年03月11日 10:40  AUTOSPORT web

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ギド・バン・デル・ガルデ(2014年ザウバー)
ギド・バン・デル・ガルデがザウバーの契約不履行に対して起こした訴訟に関し、最高裁判所はバン・デル・ガルデ側に有利な判決を下し、彼がザウバーでレースに出場する権利を有することを認めた。

 2014年にザウバーのリザーブドライバーを務めたバン・デル・ガルデは、チームは昨年6月、彼を2015年のレースドライバーとして起用するというオプションを行使しながら11月に契約を破棄したと主張していた。
 ザウバーはマーカス・エリクソンとフェリペ・ナスルで今季F1にエントリーしている。

 バン・デル・ガルデはスイスの仲裁裁判所にこの件を持ち込み、有利な判決を勝ち取った。今週月曜にはオーストラリア メルボルンのビクトリア最高裁判所でこの件についてのヒアリングが行われた。

 ザウバーは、テストで走っていないバン・デル・ガルデを乗せることは安全性の面で懸念があり、けがや死亡事故につながる可能性もあると主張した。しかしバン・デル・ガルデ側はテストをせずに走った例は過去にもあり、開幕戦に向けてチームがシートを調整することは可能であり、バン・デル・ガルデの準備も整っていると反論していた。

 最高裁判所は水曜、バン・デル・ガルデの主張を認めるとの決定を発表した。詳細については追って明らかにするということだ。

 バン・デル・ガルデは開幕戦に出場する意思を示しており、そうなるとエリクソンかナスルがシートを失うことになる。