フェラーリは、今週末のF1開幕戦オーストラリアGPに最新仕様のパワーユニットから数馬力ほど劣る“保守的”なユニットを持ち込むという。
昨年コンストラクターズ選手権で4位に終わったフェラーリは、この冬の新車開発において低迷の原因であったパワーユニットの開発に最も力を注ぎ、2月のプレシーズンテストではその成果を印象づける速さを披露した。
しかし、イタリアのガゼッタ・デロ・スポルトは、フェラーリがより“保守的”な仕様のエンジンをメルボルンに持ち込むことを最終的に決定したと報道。完全なアップグレードを受けた新しいエンジンは、信頼性についての懸念が拭い去れなかったということだ。
「従って、SF15-Tはバルセロナで最後に見られたものより若干パフォーマンスは劣るかもしれない」
「テストのテレメトリーでは、最新仕様のフェラーリエンジンに若干の不審な点が生じ、カスタマー仕様にはそうした懸念がまったくなかった」
今年のレギュレーションでは、ひとりのドライバーが年間を通して使用できるパワーユニットが昨年の5基から4基までに制限されている。