15年スーパーフォーミュラ第1回公式合同テスト 2日目午前のトップタイムをマークした石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)。前日のトップタイムも上回る1分38秒117をマーク。 全日本選手権スーパーフォーミュラは10日、鈴鹿サーキットで第1回公式合同テスト2日目を迎え、午前の2時間の走行で石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)がトップタイムをマークした。
早朝は晴天だった鈴鹿だが、スーパーフォーミュラの走行を前に、なんと小粒ながら横殴りの雪が降り注ぐことに。しかし、すぐに晴天が顔をのぞかせるというなんとも不思議な天候のもと、10時30分からのセッションはウエット路面でスタートした。
レインタイヤを主流としつつ、スリックを試すマシンも見られた序盤のベストタイムは1分50秒前後。ただ、好天に加えて風も強かったためか路面は徐々に回復していき、開始から40分が経過すると各車続々とドライタイヤを投入、いち早く1分50秒台を切った安田裕信(Lenovo TEAM IMPUL)のほか、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)、小暮卓史(DRAGO CORSE)などがトップタイムを奪い、タイムは一気に1分40秒台まで伸びることとなった。
そんな中、セッションも半分が経過しようかというタイミングで、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)がヘアピンでスピン。クリッピングポイント付近でストップしてしまい、赤旗が導入されることに。10分ほどでセッション再開となると、各車続々とコースインしていき、1分39秒台のタイムで野尻智紀(DOCOMO DANDELION)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)、山本尚貴(TEAM無限)とホンダ勢が上位を占めていく。
正午を回ると、ロッテラーが1分38秒台半ばのタイムで首位に浮上するが、テスト初日の総合首位につけた山本がわずかにタイムを刻んでトップに。トヨタ、ホンダ両陣営が入り交じる形でタイムが推移していった。
チェッカー間際になると再びタイムが更新され始めるが、そんな中でトップタイムをマークしたのは、前日から常に上位に名を連ねてきた石浦。1分38秒117と、昨日の総合トップタイムを上回るラップを刻んで、2日目午前の首位となった。
初日も総合3番手となった平川亮(KYGNUS SUNOCO)が今回も2番手に続き、3番手は山本に。4番手にロッテラー、5番手に野尻が並び、6番手が小暮となっている。小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO)は、34周を走り8番手につけた。
中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)がスケジュールのため欠席となり、18台が参加している鈴鹿テスト2日目午後の走行は、15時より2時間で予定されている。