映画『アルプス 天空の交響曲(シンフォニー)』が、ゴールデンウィークに東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。
同作は、ドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、スロベニア、リヒテンシュタイン公国、スイスの7か国の国境をまたぎ、東西に約千キロメートル、南北に約150キロメートルにわたって広がるアルプス山脈を全編空撮で捉えたドキュメンタリー。切り立つ渓谷や高峰を登る登山家や、急斜面を滑走するスキーヤー、パラシュートを背負って崖から飛び立つベースジャンパーらの姿に加え、巨大なダム、湖に沈んだ教会、登山鉄道、「白鳥城」と呼ばれるノイシュヴァンシュタイン城など、地上からは見ることのできないアルプスの景色が映し出されるほか、アルプスを舞台にした世界大戦の歴史やアルプスの地理学などを学ぶことのできる内容になっている。
撮影は、日本の先端技術とアメリカの諜報局によって開発された空撮用カメラ「シネフレックスカメラ」をヘリコプターに搭載して敢行。ナレーションは小林聡美が担当している。