ロベルト・メリがマノーF1チームと契約、今週末のオーストラリアGPに出場することが決まった。チームはウィル・スティーブンスとのレースドライバー契約は2月の段階で発表しており、セカンドドライバーとして誰を起用するのか、注目されていた。
マノーはオーストラリア時間の10日朝、メリを開幕戦のレースドライバーに起用することを発表した。その後のプランについて詳細は明らかになっていない。
「今日やっと何度も夢見ていたことを発表できる。フリープラクティスだけでなくグランプリすべてに参加するんだ」とメリ。
「2014年のマシンとパワーユニットを使うので、他のチームと平等な条件で戦えるわけではないが、全力を尽くす」
スペイン出身23歳のメリは昨年ケータハムで3回金曜フリープラクティス1に出場した経験を持つ。2011年にはF3ユーロシリーズでタイトルを獲得、2014年にはフォーミュラ・ルノー3.5でランキング3位となっている。
今年はポンズ・レーシングと共に再びフォーミュラ・ルノー3.5に参戦する予定で、すでにテストにも参加している。しかしメリは、開幕戦でのF1参戦が次の機会につながることを期待している。
「今回の参戦によってシーズン中にまたレースをする機会が生まれるといいね」とメリは語っている。
「続けるにはスポンサーが必要だ。でも残念ながらスペインでは支援者がまだ見つかっていない。今回のことによって状況が変わることを期待している」
マノーはまた、暫定チームチェアマンの息子、ジョーダン・キングを開発ドライバーとして採用したことも明らかにしている。