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スーパーフォーミュラ合同テスト開幕。午前は山本尚貴が首位。小林可夢偉はクラッシュ喫するも周回重ねる

2015年03月09日 13:30  AUTOSPORT web

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15年スーパーフォーミュラ第1回公式合同テスト 初日午前のトップタイムをマークした山本尚貴(TEAM無限)
全日本選手権スーパーフォーミュラは9日、鈴鹿サーキットで第1回合同テストの初日を迎え、午前のセッションでは山本尚貴(TEAM無限)がトップタイムをマークしている。

 前日まで開催されていた鈴鹿サーキットのモータースポーツファン感謝デーの中で公開テストやデモレースを披露していたスーパーフォーミュラ。同じく鈴鹿で行われる今季1回目の公式合同テストには19台が参加しており、Lenovo TEAM IMPULでは、負傷療養中のジョアオ-パオロ・デ・オリベイラに代わって安田裕信が19号車のステアリングを握っている。

 午後からは雨も予報される中、どんよりとした曇り空のもとで10時30分から始まった午前の走行。開始直後に国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)が逆バンクでコースアウトを喫して赤旗が提示されたほか、開始から52分というところでは、序盤から積極的に周回を重ねていた小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO)がデグナーふたつ目でコースアウト。グラベルに捕まるとともに、わずかながらスポンジバリアにヒットしてしまうことに。こちらも10分ほどの赤旗となるが、その後ピットへ運ばれた可夢偉のマシンは、セッション後半に再び走行を行っている。

 セッションでは、公開テストでもトップタイムをマークしたホンダ勢が、今回の走行でもタイムをリード。今年からホンダに移籍したナレイン・カーティケヤン(DOCOMO DANDELION)が序盤から精力的に走行するとともにタイムを牽引していくと、開始から1時間20分というところで塚越広大(HP REAL RACING)が首位に。その後、正午を回った直後に山本が1分38秒128をマークしてトップに浮上した。

 また、昼を回った直後からコース上には雨が降り始め、路面も濡れ始めていく。これに足をとられたか、平川亮(KYGNUS SUNOCO)がS字でコースアウトを喫して赤旗に。8分ほどでセッション再開となるも、以降はコース上の動きも穏やかとなり、山本がトップをキープしたまま12時35分(5分延長)にチェッカーフラッグが振られた。

 2番手には塚越がコンマ4秒弱の差でつけ、3番手は平川。4番手にカーティケヤンが並び、こちらも序盤から上位に名を連ねた石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)が5番手、小暮卓史(DRAGO CORSE)が6番手となった。

 スーパーフォーミュラ公式合同テスト初日午後は、15時から2時間の走行が予定されている。