WTCC世界ツーリングカー選手権の2015年開幕戦は7日、アルゼンチンのテルマス・リオ・ホンドで予選が行われ、地元であり14年王者のホセ-マリア・ロペス(シトロエンC-エリーゼWTCC)がポールポジションを獲得した。
2014年から本格的に参戦したシトロエンは、その年にロペスがチャンピオンを獲得。シリーズを席巻し、今季は王座防衛に臨むことになる。シトロエンは2015年に向けワークス4台体制を敷き、セバスチャン・ローブ・レーシングの1台を加え5台が挑む。
それに対するは、ワークス格のJASの2台に加え、プライベートチームから3台と、シトロエン同様5台がシリーズに臨むホンダ・シビックWTCC勢。また、ニューマシン・ベスタを投入したラーダは、この開幕戦に2台を投入した。
プラクティスを経て迎えた予選だったが、ヒューゴ・バレンテ(シボレーRMLクルーズ)はプラクティスでクラッシュし火災にに見舞われ予選で走行できず。ノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)もタイヤが外れ予選タイムを記録できなかった。
そんな中、ポールポジションを獲得したのは地元で開幕ラウンドを迎えたロペス。大声援を浴びながら唯一1分45秒台に入れる1分45秒461をマークし開幕ポールを獲得。イバン・ミューラー、セバスチャン・ローブ、今季初のフル参戦となるマ・キンファが続き、シトロエン・レーシングが予選トップ4を占めることになった。
5番手に続いたのはティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)。トム・チルトン(シボレーRMLクルーズ)が6番手に食い込み、ガブリエレ・タルキーニ(ホンダ・シビックWTCC)が7番手という結果に。ひさびさのWTCC参戦となるステファノ・ダステ(シボレーRMLクルーズ)が8番手となった。
ラーダ勢はジェームス・トンプソンが10番手。ロバート・ハフが11番手につけたが、トップのロペスとは5秒のギャップがあり、上位陣とはまだ開きがあることを感じさせた。