オフシーズンのテストも3月1日のバルセロナで終了し、あとは開幕を待つだけとなった今年のF1世界選手権。日本のF1ファンが注目するのは、なんと言ってもホンダの7年ぶりのF1復帰であろう。しかもコンビを組むのはあのマクラーレン。マクラーレン・ホンダとしての復活なのである。そのホンダのF1復帰を盛り上げるべく、毎年恒例の「モータースポーツファン感謝デー」が、「HondaF1復活祭」と題し、いよいよ今週末に鈴鹿サーキットで行われる。
今年の“ファン感”は、ホンダF1色満載だ。マクラーレン・ホンダの伝説的マシン、MP4/4(1988年)、MP4/5(1989年)、MP4/6(1991年)のデモランはもちろん、ホンダのエンジンを搭載したマシンがなんと25台も場内に展示される。これまで、数々のF1関連イベントが行われてきたが、これほどまでの規模となると、これまでにはあまり例がない。既にサーキットでは準備が完了。20数台のF1マシンが一同に会する姿は、まさに壮観のひと言である。
さらには、昨年のアブダビGP後に行われた合同テストで、“マクラーレン・ホンダ”として22年ぶりに走行したマクラーレン・ホンダMP4-29Hも展示されるという。まさに、“HondaF1復活祭”の名に相応しい内容だ。
このイベントには、ウイリアムズのマシンを駆って1996年にF1ワールドチャンピオンに輝いたデーモン・ヒル、当時ティレルやフェラーリでマクラーレン・ホンダと対抗したジャン・アレジが来場し、トークショーを行うという。さらに、彼らはデモランにも登場する予定だ。
また、F1を戦った4人の日本人ドライバーも登場。中嶋悟、鈴木亜久里、中野信治がトークショーをすると共に、ティレルやラルース、ミナルディといったマシンをドライブするという。こちらも必見だ。
“ファン感”恒例となった「永遠のライバル対決! 星野一義vs中嶋悟」が今年も実現。なんと今回は、鈴鹿サーキットレーシングスクール-フォーミュラで使われるFC106で対戦するという。どんな決着を迎えるのか? こちらの対決にもご注目いただきたい。
「鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー」は、3月7日と8日の2日間開催。鈴鹿サーキットのホームページで配布されている「無料招待券」をダウンロードして持っていけば、ゆうえんちの入場も無料になるというお得なイベントである。さらには、ゆうえんちの乗り物が乗り放題の「モートピアチケット」も、900円引きで購入できる。詳しくは鈴鹿サーキットのホームページをご覧いただきたい。
場内限定発売のマクラーレン・ホンダグッズが発売開始なるなど、見所満載の“ファン感”。ぜひご家族揃ってお出かけいただきたい。