フォース・インディアは、新車デビューが遅れた影響で現時点では他チームから後れをとっていると認めた。しかしシーズン中盤に“Bバージョン”を導入し巻き返しを図ることを目指している。
2014年にコンストラクターズ選手権6位を獲得したフォース・インディアだが、2015年型VJM08の開発が遅れ、コースデビューを果たしたのは最終テストの2日目午後だった。
テクニカルディレクターのアンドリュー・グリーンは、開幕戦では予選Q1を通過するのも難しいと予想している。
「メルボルンではマシンは完璧な状態ではないので、決勝に集中しなければならない」とグリーンが述べたとAuto Motor und Sportが報じた。
「Q2に進出するのは簡単ではないだろう。だが日曜にポイントを取ることは可能だ。タイヤについてよく理解しているし、エンジンの面でも有利だ」
「今後セットアップを煮詰めていく。他のチームは我々より一歩前を行っている。理想的な状態ではないが、なんとか巻き返さなければならない」
今後VJM08は段階的にアップグレードされ、中国GPまでにはフロントウイングなどマシンフロント部の空力面が完成し、スペインGPには新サスペンションを導入、遅くてもイギリスGPまでにはBバージョンを登場させる予定だということだ。また、ショートバージョンのノーズに変更することもチームは明らかにしている。