WEC世界耐久選手権は3日、3月27日~28日にポールリカール・サーキットで開催するプレシーズンテストのエントリーリストを発表した。4クラス合計で29台が名を連ねている。
シリーズ4年目となる今年は、参戦台数もさらに増えて35台がフルシーズンエントリーしているWEC。4月12日に決勝が行われる開幕戦シルバーストンを前に、3月末に“プロローグ”と名付けられたプレシーズンテストが行われるが、今回はそのエントリーリストが発表された。
LMP1クラスでは、トヨタ、アウディ、ポルシェが2台ずつマシンを投入し、それぞれレギュラードライバー陣が名を連ねた。一方、今季から参戦のニッサン陣営は1台でエントリー。23号車にオリビエ・プラ/ハリー・ティンクネル/ミハエル・クルム/マルク・ジェネの4名がラインナップされた。
また、LMP1を戦うプライベーターとしては、ロータスから改称されたバイコレスのみエントリー。レベリオン・レーシングは、エンジンをトヨタ製からAER製に変更することに伴う作業のため、第2戦からシリーズに合流することが明かされている。
LMP2クラスでは、シーズンエントリーする10台すべてが名を連ねた。チーム・サード-モランドの39号車には、嵯峨宏紀もラインナップされている。一方、今季はポルシェワークスドライバーのニック・タンディを起用することを明らかにしているKCMGは、今回のテストではタンディに代わってアレキサンドレ・インペラトーリを起用している。
LM-GTEプロクラスでは、AFコルセのフェラーリ458イタリア、ポルシェ・チームマンタイのポルシェ911 RSR、アストンマーチン・レーシング(AMR)のアストンマーチン・バンテージV8が2台ずつ参加。AMRは今季3台体制となっているが、このテストでは97号車はエントリーされていない。また、LM-GTEアマクラスは5台が参加。デンプシー-プロトン・レーシングとしてWECフル参戦を果たす俳優のパトリック・デンプシーも登場予定だ。