ホンダ・モーター・ヨーロッパは3日、3月5日からスタートするジュネーブショーで公開予定のシビック・タイプRの画像を公開した。
シビック・タイプRは、ヨーロッパで販売されている5ドアシビックのスポーツグレードで、これまでコンセプトモデルが展示されてきたが、5日からのジュネーブショーでいよいよ市販モデルが公開されるものだ。
公開された新シビック・タイプRは、チャンピオンシップホワイトに彩られ、WTCC世界ツーリングカー選手権に参戦するホンダ・シビックWTCCにも似たディテールが随所に見て取れる。ホンダによれば、『FF最速』を目指し開発された新シビック・タイプRは2リッター直噴VTECターボエンジンを搭載。6500回転で310馬力を発生し、これまでのタイプRモデルの中でも最高値だという。
また、0-100km/h加速は5.7秒を実現。最高速は270km/hで、ミッションはマニュアル6速。スタイリングはあくまで機能性を重視し、CFDモデリングや風洞実験には、ホンダF1の拠点である日本のさくら研究所が使用されたという。
市販モデルでは、画像のチャンピオンシップホワイトの他にクリスタルブラック、ポリッシュドメタル、ブリリアント・スポーティブルー、ミラノレッドといったカラーを選択可能。キャビンも機能性が高められ、新開発のサスペンションも、強大なパワーを余すこと無く路面に伝える。
また、新たな『+R』ボタンが装備されているのも特徴で、このボタンを押すとシャシー、ドライブトレーンの反応が強化され、さらなるスポーツドライビングが可能になるという。
新シビック・タイプRは、今夏にヨーロッパで販売が開始される。