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精神病院が舞台の翻案版『マクベス』、佐々木蔵之介が登場人物をほぼ1人で演じる

2015年03月02日 10:10  CINRA.NET

CINRA.NET

『マクベス』イメージビジュアル
佐々木蔵之介の主演舞台『マクベス』が、7月12日から東京・渋谷のパルコ劇場で上演される。

同作は、ウィリアム・シェイクスピアの同名戯曲をもとに、原作の登場人物をほとんど1人で演じきるというコンセプトで製作されたスコットランド・ナショナル・シアターによる翻案版の『マクベス』。演出家のジョン・ティファニーとアンドリュー・ゴールドバーグ、映画『チョコレートドーナツ』などで知られる主演のアラン・カミングの共同リハーサルによって作られ、2012年6月にスコットランドで初上演された。

精神病院を舞台に、病室に隔離された患者と彼を見守る看護師2人、計3人の出演者で構成される同作。佐々木蔵之介が演じる患者の男が、人格が乗り移ったように自身に内在する『マクベス』の様々な登場人物を代わる代わる演じ、シェイクスピアの『マクベス』の物語を再現していく。同時に、病室に取り付けられた監視カメラによって、患者の一挙手一投足が舞台上のスクリーンに映し出されるという。

日本初演となる今回は、ゴールドバーグを招聘し、スコットランド・ナショナル・シアターの全面協力のもとで上演。同劇場でのオリジナル版の演出、美術、衣装、映像、音響デザインによる日本語版となり、スコットランドとニューヨーク以外で上演されるのは今回が初めてとなる。なお、東京公演終了後は、愛知、大阪、神奈川、福岡を巡回する。チケット発売日などの詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。