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ホンダ「すべてうまく機能。ただ信頼性向上が必要」/第3回F1合同テスト3日目

2015年03月01日 07:20  AUTOSPORT web

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ホンダF1プロジェクト総責任者の新井康久氏
バルセロナにおける最後のプレシーズンテスト3日目、テスト&リザーブドライバーのケビン・マグヌッセンがマクラーレン・ホンダMP4-30で初めての走行を行った。

 クラッシュの影響で今回のテストを欠席したフェルナンド・アロンソに代わり、2月28日はマグヌッセンがステアリングを握った。マグヌッセンはすぐにマシンになじんたものの、午後にオイル漏れが発生したためにマクラーレンはテストを打ち切った。マグヌッセンは合計39周を走行、タイムは1分25秒225で8番手だった。

 マクラーレン・ホンダは相次ぐトラブルのため、ヘレステストで79周、バルセロナテスト1回目で124周しか走行できておらず、今回のテスト初日もわずか7周でマシンを止めた。2日目はジェンソン・バトンが101周を走行したものの、3日目の走行は39周どまりとなった。

 テストも残り1日という時期を迎え、ホンダF1プロジェクト総責任者、新井康久氏は、信頼性、耐久性の向上を目指したいと述べている。

「パワーユニットのシステムはすべてうまく機能していますし、レースに使用するスペックの準備ができ、あと必要なのはレースシミュレーションでさらに走行を重ね、信頼性を向上していくことです」と新井氏。

「改善しようという強い意思がありますし、明日は耐久性の問題に取り組んでいきます」

 プレシーズンテスト最終日はジェンソン・バトンが担当する。