28日、神奈川県横浜市の日産グローバル本社ギャラリーでニッサン/ニスモのモータースポーツ活動計画発表会が開催されたが、この場でカルソニックIMPUL GT-Rをドライブするジョアオ-パオロ・デ・オリベイラが、左手の親指を骨折していることが明らかになった。
この日のニッサン/ニスモの活動計画発表会は、今季スーパーGTを戦うドライバーやチーム代表が登場し、今季に向けた意気込みを語るものだが、多くのファンの前に登場したオリベイラの左手には、なんと包帯が巻かれていた。
左手について、イベントの中で行われたトークショーで触れられたオリベイラは、「実は濡れた床で滑って転んでしまったんだ」と親指を骨折していると明かした。
「手をつこうとして、体重がかかってしまった」
レーシングドライバーにとって、指の負傷はステアリングを握る上でやはり厳しい。このオフのテストで、オリベイラはドライブすることができず、カルソニックIMPUL GT-Rは安田裕信が開発を担うことになった。
イベントでは周囲はオリベイラの骨折を“ネタ”にするような部分もあり、「シーズン開幕までに、ヒロが速いクルマを作ってくれると願っているよ」とオリベイラは笑う。開幕までは怪我の回復に努め、開幕戦には間に合わせることになりそうだが、スーパーフォーミュラはどうオフのクルマ作りをしていくのか、気になるところだ。