ニッサン／ニスモがモータースポーツ活動計画発表会開催。ファンにGT500連覇誓う

28日、日産自動車／ニスモは神奈川県横浜市の日産グローバル本社ギャラリーで『2015年モータースポーツ活動計画発表会』を開催した。日産系ドライバーが勢揃いし、集まったファンに向けて2015年のスーパーGT連覇を誓った。

　2014年シーズンはGT500クラスでMOTUL AUTECH GT-Rがチャンピオンを獲得し、今季はスーパーGT連覇を狙うニッサン／ニスモ。すでに2月12日の時点でモータースポーツ活動計画がプレスリリースで明らかにされているが、今季のドライバーやチーム監督が熱くニッサン／ニスモを応援するファンの前に登場し、今季の意気込みを語るのが毎年恒例のこのイベントだ。

　今季カラーリングに彩られたMOTUL AUTECH GT-Rと、GT300クラスのB-MAX NDDP GT-Rが展示されたステージのまわりには開始前から多くのファンが集まり、今季に向けた期待を感じさせる中、13時から体制発表会がスタートした。

　冒頭、挨拶を行ったニスモ宮谷正一社長は「今季は、LMP1の開発を務めるミハエル・クルムに代わって、ルーカス・オルドネスが24号車のステアリングを握りますが、昨年のニッサン勢の体制はベストなものだったと思っています。今年も全車がチャンピオンを狙えると思っています」とGT500の体制についてコメントした。

　また、ニッサン柿元邦彦総監督は、2015年に向けて「スーパーGTではこの4年間で、3回チャンピオンを獲ってきました。今年のGT-Rの開発も極めて順調に進んでいます。今年は、美しく勝って必ずチャンピオンを獲ります」と力強く宣言した。

　この日、ステージ上に展示されたゼッケン1番をつけたMOTUL AUTECH GT-Rは、空力仕様は昨年と変わらず。カラーリングだけが15年仕様となっていた。ただ、昨年王者を獲得したMOTUL AUTECH GT-Rの松田次生は「テストはかなり順調にきています。今年は全レースでGT-Rが表彰台に登れるようにしたいと思います」と自信をみせた。

　ニッサン／ニスモは今季、スーパーGTはもちろんGT300をはじめとしたニッサンGT-RニスモGT3での活動、さらにWEC世界耐久選手権にも挑戦する。「ニッサン／ニスモは昨年の好成績に甘んじることなく挑戦していく。WECでもGT500でも、GT300でも『いままでなかったワクワクを』を目指し戦っていきたい」とニスモ宮谷社長は、スーパーGTだけでなくすべてのレースでの好成績をファンに誓った。