バルセロナにおける最後のプレシーズンテスト2日目、メルセデスF1 W06ハイブリッドでニコ・ロズベルグがトップタイムをマーク、ライバルたちはその速さに驚きを示した。
27日、ロズベルグはソフトタイヤで1分22秒792のタイムを記録したが、これはこの日2番手のウイリアムズのバルテリ・ボッタスより約1.2秒速く、前日フェリペ・マッサが同じくウイリアムズでソフトタイヤを装着してマークしたトップタイムよりも約0.7秒速かった。
ロズベルグのラップタイムに関してボッタスは「ものすごく速いね」と述べている。
「皆少し驚いたんじゃないかな。彼らが速いことは誰もが知っていたけれど、これほど速いとはね」
「燃料量も、エンジンをどれだけ活用していたかも分からないけれど、彼らが一歩前にいることは確かだ。今の時点ではそれが事実だよ」
マクラーレンのジェンソン・バトンも「彼らは信じられないぐらい速い」と驚きを示している。
「僕らは遠く及ばないのは明らかだ。ただ誰がどの程度燃料を積んで走っているのかは分からない。だからロングランで判断するしかないが、メルセデスはそのロングランで他のどのチームより圧倒的に優れている。一部のマシンはデグラデーションに苦しんでいた」
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ロズベルグのタイムがソフトタイヤで出したものだと聞いて「勝ちたければメルセデスを倒すしかないということがはっきりした」と語った。