DTMドイツツーリングカー選手権は27日、2014年からF1でも採用されているパーマネントナンバー制を2015年から導入すると明らかにした。
F1では1996年から、前年のコンストラクターズランキング順でカーナンバーが決定していたが、二輪のMotoGPのようにドライバーそれぞれが2から99までの間でカーナンバーを選択でき、チームを移籍してもナンバーが固定される『パーマネントナンバー制』が14年から導入された。
DTMでもF1に続きパーマネントナンバー制が導入されることになったが、F1同様選択できるのは2から99で、カーナンバー1は前年のチャンピオンがつけることができる。今季使用するのは14年王者のマルコ・ウィットマンだ。
「毎戦カーナンバー1を楽しむことにするよ。もし昨年チャンピオンが獲れていなかったら、11番を使っていたと思う」とウィットマン。
今季各ドライバーが使用するのは別表のとおり。それぞれドライバーに思い入れがあるようで、DTMではそのいくつかを紹介している。
「僕にとってこの数字は、その時々で重要だったんだ」というのは、18番を選択したアウグスト・ファーフス(BMW M4 DTM)。
「1992年にカートで最初にレースをした時がこの番号なんだ。この数字にはたくさんのいい思い出があるよ。この18番で、これからもサクセスストーリーを作っていきたい」
また、8番を選んだクリスチャン・ビエトリス(メルセデスAMG C63 DTM)もファーフスと同様の理由で「過去にはこの数字でいちばん成功しているんだ。いいフィーリングがあるし、運も実績もある。フォーミュラBMWのチャンピオンもこの数字だったしね」と言う。ニコ・ミューラー(アウディRS5 DTM)も同様の理由だとか。
一方、99という大きな数字を選んだマイク・ロッケンフェラー(アウディRS5 DTM)は、「9はいつも僕にとって良い数字なんだ。それがふたつ並んだら、うまくいかない訳はないよね!」と語っている。
パーマネントナンバー制はファン向けのグッズが作りやすかったり、ファンが覚えやすかったりとメリットが多い。