松本秋則の個展『松本秋則 オトノフウケイ』が、3月21日から神奈川・箱根の彫刻の森美術館で開催される。
松本は自ら「不思議美術家」と名乗り、竹を主な素材として用いた音の出る作品「サウンドオブジェ」を制作しているアーティスト。2006年に神奈川・横浜のBankARTで個展を開催したほか、2010年には『瀬戸内国際芸術祭』に参加している。
同展は、自動演奏する15種類の竹の打楽器が約20点展示される『Sound Forest』、5種類の管楽器が自動で様々な音を奏でる『Sound Garden』、サウンドオブジェの影がスクリーンに映し出され、時間と共に変化する影絵と竹の音を体感できる『Sound Theater』の3つのインスタレーションで構成。また、会期中は松本が講師を務めるワークショップが開催される。同ワークショップでは、回すだけでリズミカルな音を奏でるものや、ひっくり返すと水音を奏でなから動きだす楽器などを使って松本と共に演奏を楽しむことが出来るという。